DeNAオースティン、復帰戦で3ラン 代打予定も先発直訴「貢献、うれしく思う」

 「DeNA7-3中日」(11日、横浜スタジアム)

 お立ち台で「オマタセ」と日本語で帰還を報告したDeNAのタイラー・オースティン外野手(29)に、スタンドから大きな拍手が送られた。7月31日以来の1軍出場で一発を含む4打点。派手に復帰戦を飾った助っ人は「チームに貢献しようと考えていた。非常にうれしく思っている」と表情を緩めた。

 初回、1点を先制しなお2死一、二塁で迎えた第1打席。中日先発・松葉の141キロを砕き、打球はバックスクリーン左に突き刺さった。「つないで作ってくれたチャンス。良い形でランナーをかえすことができて良かった」。寄せられた期待に、最高の結果で応えた。

 7月31日の阪神戦(甲子園)の守備でフェンスに激突。1カ月強の離脱期間を経ての復帰となった助っ人は、球場入り後にラミレス監督と“面談”した。当初、指揮官は復帰初日のこの日は代打での起用を考えていたが、オースティンの“熱意”を感じ、スタメン起用に方針転換。気持ちの強さに結果がリンクし「素晴らしい仕事をしてくれた」と目を細めた。

 首位・巨人との差はオースティン離脱前の「5」から2倍の「10」に拡大。もうこれ以上離されるわけにはいかない崖っぷちの状況で、チームに強い刺激を与えた。「彼がラインナップに入ると見方も変わる。素晴らしい、いいラインナップに見える」と指揮官。厳しい状況下で、背番号23が強い光を放った。

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