巨人 今村デー!同点打&7回1失点2勝目 阿部2軍監督指導で再生

 「巨人12-3中日」(29日、東京ドーム)

 笑いが止まらなかった。巨人・今村が7回1失点で7月17日・DeNA戦以来、43日ぶりの勝利。プロ入り最多となる126球を投げ抜き「疲れました」とおどけた左腕が菅野、戸郷に続く“三人目の男”に名乗りを上げた。

 自らの一打が快投への足がかりとなった。1点を先制された直後の二回1死満塁。難敵ロドリゲスの153キロを左前に運ぶ、同点適時打。「何が何でもバットに当てようと。それが良い結果につながった」。この回打者10人の猛攻で一挙5点を奪った。

 大量援護を受けた後は圧巻の投球だった。六回にはビシエド、高橋、阿部から3者連続三振を奪った。チームは8月1日の田口以降、先発投手で菅野、戸郷以外に勝ち星がついていなかった中、「9年目の立場でノロノロやっていたらダメ」と奮起した思いが結果に表れた。

 8月は2軍行きも味わった。降格後はプレートの踏む位置やカットボールの曲がり幅を修正。ブルペンでは阿部2軍監督に受けてもらい「そう!それがカットボールだよ!」と太鼓判を押され、満を持して1軍マウンドに戻ってきた。

 左腕の好投に原監督も「彼はキャリア、経験もあるんだから。もう結果を出す時期ですよ」と期待値は右肩上がりだ。打線も今季最多タイの12得点で8月の勝ち越しも決定。9月1日からの13連戦を前に先発陣に明るい光が差し込んだ。

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