巨人・田中豊樹がうれしいプロ初勝利 緊急登板も2回0封 昨オフ戦力外

 「巨人8-0阪神」(19日、東京ドーム)

 巨人が先発・メルセデスの2回緊急降板のアクシデントも乗り越えて大勝。2番手として急きょ登板した田中豊が2回1安打無失点に抑えプロ初勝利を挙げた。

 初回、1死一、三塁から岡本が左前に先制適時打。この間に一走・ウィーラーが三塁に豪快なヘッドスライディングで達する好走塁が生きて、丸の左犠飛で生還。2点を挙げた。

 だが先発・メルセデスが二回を終えて引きあげたベンチで、顔をタオルで覆い顔をゆがめた。即座に宮本投手チーフコーチと話し合い、その際に左肘の辺りをさする仕草を見せた。同コーチによると左肘のコンディション不良。その回の打席で代打が送られた。

 緊急事態にマウンドに上がった田中豊はフォークを有効に2回を大山の二塁打1本に抑える好投。堂々の投球で、無失点でつないだ。

 一度は引退も頭をよぎった男がうれしいプロ初勝利だ。日本ハムでの4年間で結果が出せず、昨オフに戦力外通告を受けた。昨年11月の12球団合同トライアウトを受験。巨人と育成契約を結んだ。今季は2軍でクローザーを務めて結果を残し、7月26日に支配下登録を結んだ苦労人だった。

 投手陣は小刻みな継投策で阪神打線を0封。打線は六回に岡本のキング独走態勢に入る18ソロで加点。七回は坂本の適時二塁打、松原のプロ初打点となる適時打、丸の11号3ランで試合を決めた。

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