「ソフトバンク５－４西武」（３１日、ペイペイドーム）

　ついに止まった。昨年６月２０日の中日戦（ナゴヤドーム）から積み重ねた１３連勝。球団の外国人記録に肩を並べた西武・ニールのシーズンをまたいでの連勝が途切れた。６回５失点。２２試合、昨年４月９日の楽天戦以来４７９日ぶりの黒星を喫した。

　「連勝が止まって、振り返って思うのはそれだけできたのは誇らしいことだと思う。ただ、今日に関しても打線は援護してくれた。勝てるチャンスのあるゲームを落としてしまったのは、すごく申し訳ない気持ち」

　三回、３点の援護をもらった直後に急変した。５連打などで４失点。さらに同点の六回、明石に決勝ソロを浴びた。「真っすぐでチャレンジしていったが少し高めにいってしまった」と振り返った。

　辻監督は「駄目でしょう。あれだけ逆球ばかりでは」と手厳しかった。六回を抑えれば、勝ちパターンを投入する目算も崩れた。前日の快勝から一転、ニールの不敗神話が崩れ、再び勝率５割に逆戻り。Ｖ３に挑む獅子軍団は何とも波に乗りきれない。