DeNAは2度目の引き分け 十回チャンスもサンズの好守に阻まれる

10回DeNA1死一・二塁、阪神ジェリー・サンズの好守でDeNA・倉本寿彦は帰塁できず併殺となる=甲子園(撮影・山口登)
延長10回、大和の打球を好捕するサンズ(撮影・飯室逸平)
延長10回DeNA1死一、二塁、阪神 ジェリー・サンズがDeNA・大和の打球を背走して好捕し、中継した阪神・熊谷敬宥は二封で併殺を完成させる=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神3-3DeNA」(31日、甲子園球場)

 DeNAが今季2度目の引き分け。先発の上茶谷は6回3失点と粘りの投球をみせ、打線は青柳に苦しめられながら七回に代打・山下とオースティンの適時打で追いついた。

 テンポよく低めをついてくる変則右腕に苦しめられた。五回まで梶谷の2安打のみ。二塁すら踏めず相手に主導権を握られた。

 だが、3点を追う六回、「2番・右翼」でスタメン復帰したオースティンが右翼線へ二塁打を放ち、暴投で三塁へ。ソトの遊ゴロの間に1点をかえした。2点を追う七回は1死一、二塁から代打・山下が左前適時打。青柳をマウンドから降ろし、さらに2死一、三塁とし、オースティンが馬場から左前へ同点適時打を放った。

 その後は両者譲らずの展開。互いに得点機は作るも、リリーフ陣が踏ん張った。復調を目指す山崎は九回から5番手で登板し、植田、島田、近本を仕留め3者凡退に抑えた。

 延長十回、藤川相手に1死一、二塁の好機を作った。大和の左翼手頭上を襲う痛烈な打球は、サンズのファインプレーに阻まれ、スタートを切っていた二塁走者が戻れずダブルプレーとなった。

 流れが阪神へと傾いた中、延長十回には新守護神の三嶋がマウンドへ。代打・福留を二ゴロに仕留めるなど3人で抑え、サヨナラ勝ちは許さなかった。

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