「楽天２－６オリックス」（２４日、楽天生命パーク宮城）

　天敵・則本昂を打ち崩す快勝で残り２試合を残してカード勝ち越しを決めた。これで対楽天は開幕３戦目から引き分けを挟んで４連勝。同一シーズン内では２０１６年４月３０日～６月２８日の５連勝以来。楽天生命パークでの３連勝となると、同一シーズン内では１８年４～７月に５連勝して以来となった。

　西村徳文監督は７回１失点と好投した榊原を褒めた。

　「前回とね、全然違うところを見せてくれましたよね。しっかり調整してきてくれたと思う。（四球は２つ）しっかりね、その辺はやってくれたと思う。良い内容でね」

　打線は開幕戦で７回１安打に封じ込まれた則本昂を攻略した。

　「初回から１点取れて、（吉田）正尚がね。前回開幕戦は１安打と犠飛だけで抑えられていたので、ああいう１点は大きい」

　この勝利で初めて則本昂に仙台で黒星を付けたことになる。

　「そうなんですか、そういうことは頭にはないです。みんなもそうだと思う。どこのチームの投手に対しても、苦手投手をつくってしまうと上位にいきづらくなってしまうと思うので、よく打ってくれた」

　３連勝で５位浮上。楽天を首位から引きずり降ろした。西村オリックスがパ・リーグの台風の目となる。