巨人と楽天トレード発表 高田「期待に応えられず」高梨「濃い3年半」
巨人と楽天は14日、高梨雄平投手(28)と巨人・高田萌生投手(22)の交換トレードが両球団で合意に至ったことを発表した。
高梨、高田ともに新天地の背番号は「53」となった。
左のサイドスローの高梨はリリーフとして48試合に登板。チームは現在、抑えのデラロサが左脇腹肉離れで戦列を離れいてる。今後の連戦にも備え、巨人はリリーフを補強したい思惑があった。
プロ4年目の高田は、18年にイースタン・リーグで11勝を挙げ、最優秀防御率、最多勝などを獲得した有望株。楽天は則本昂、岸らに続く先発投手の台頭が課題となっていただけに、最速154キロを誇り「松坂2世」とも称された右腕の獲得は大きなチーム力アップにつながる。
高田は球団を通じ「3年半の短い期間でしたが、巨人ファンの皆さまの声援がいつも励みになっていました。ファンの皆さまの期待に応えられず、残念な気持ちでいっぱいです。仙台でも野球選手として全力で頑張りますので、引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします」とコメント。
高梨は「楽天イーグルスという球団、イーグルスファンの皆さん、仙台・東北という場所に感謝しています。箸にも棒にもかかならい選手を獲ってもらって、たくさん投げさせてもらった濃い3年半でした。思い出は多すぎるのですが、ベンチからマウンドに行くときの声援、抑えた時の歓声というのは最高の時間でした。プロになる夢をかなえさせてもらって優勝したかったですが、それはこのあとの野球人生でかなえられるようにがんばってきます。ジャイアンツに行って元気な姿をお見せするのが皆さんへの恩返しになると思っています。これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。
楽天と巨人のトレードは6月のゼラス・ウィーラー内野手(33)と池田駿投手(27)に続き、早くも今季2例目となる。