プロ野球&J 専門家「開幕の判断難しい」「第2波、第3波は必ず来る」
プロ野球とJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回会議が11日、Web会議システムで行われた。
緊急事態宣言が31日まで延長。6月19日が候補とされているプロ野球の開幕について、斉藤コミッショナーは「まだ予断を許さない状況」として、日付けの確定は見送りとなった。
会議後、Web会見に出席した専門家チームの賀来満夫氏(東北医科薬科大学)は台湾で野球、韓国で野球とサッカーが開催されていることに触れ、「ガイドラインを入手して参考にしている」とする一方で、韓国で減少傾向にあった感染者が再び増加していることに言及。「韓国での再流行、さまざまな国の再流行が起きたときのリスクを見ていこうと。具体的な議論は出ていないが、6月中旬の開幕が可能かどうかは判断するのが非常に難しい」と話した。
三鴨廣繁氏(愛知医科大学)は開幕や練習試合などについては緊急事態宣言解除後に議論すべきこととし、開催に踏み切った後の対応も重視。「再開してチームに感染者が出た場合、戦力不均衡が生じるので、そういった場合の対応を前もって考えていた方が良いのかということを申し上げている。第2波、第3波は必ず来ると思う」と指摘した。