夏の甲子園中止でも東京大会開催へ 緊急事態宣言5月解除が大前提、開幕候補7・4

 東京都高野連が7日、常務理事会を開き甲子園開催可否にかかわらず東・西東京大会を行う方向を確認した。また山口県、大阪府など各地で開催方法を調整する動きが本格化している。一方、日本高野連の小倉好正事務局長(62)は同日、書面での報道陣の取材に対応。夏の地方大会は、政府が条件付きで容認した「小規模イベント」に当たらないなどの見解を示した。

 東京都高野連はコロナ禍で仮に夏の甲子園開催がなくなった場合でも、東・西東京大会を開く方向性を固めた。「培ってきた力とか技をどこかで発表させる場を作ってあげたい」と同連盟・武井克時専務理事(70)。政府による緊急事態宣言が5月までで解除されることを大前提とし、大会準備に尽力していく。

 昨夏は東西合わせて259チームが参加するなど、全国的にも大規模な大会となる。今回の原案が持ち回り理事会で承認されれば、13日にも開催要項が発表される見込み。今後は感染防止対策徹底へ、開会式の有無や観客動員についての問題を協議していく予定だ。

 現状では都立高校を中心に加盟校のほとんどが休校状態で、部活動にも取り組めてはいない。武井専務理事は各校の練習再開も条件の一つに挙げた。現段階の開幕は7月4日。あくまでも夏は公式戦を開催するべく、準備期間を設けるために約2カ月前から方向性を打ち出した。

 また、山口県高野連は6日の常任理事会で夏の甲子園が開催となれば、今夏の山口大会を無観客で開催することを決定。大阪府高野連は大阪大会を開幕延期せず、予定通りの日程(7月11~30日)で運営する方針だ。各地域とも、夏の地方大会実現へ向け調整が続いている。

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