巨人・阿部2軍監督“胸貸した” ドラ4井上フリー登板、自ら打席に

 巨人・阿部慎之助2軍監督(41)が18日、フリー打撃で投手を務めたドラフト4位・井上(前橋商)と“対戦”した。この日は川崎市のジャイアンツ球場で行われた個人調整を視察。現役時代さながらの豪快なスイングで鋭い打球を連発した。

 冷たい雨が降り続く屋外とは対照的に、室内練習場は熱気ムンムン。指揮官は18歳左腕のために自ら打席に立って一肌脱ぎ、育成選手のウレーニャらに対しては自身が打撃投手として“登板”。球団広報を通じて出したコメントには前向きな思いが込められていた。

 「プロ野球界もいろいろな動きがありますが、まだまだたくさんの方々がコロナウイルスで苦しんでおられます。その中でも我々はこうして活動させていただいていることに感謝し、毎日を過ごしていきたいと思います」

 5月中の開幕がなくなり、交流戦も中止が決定。苦境は長く続くが、育成の指針はぶれない。2軍スローガン「考動~苦しい方を選べ 迷ったらやれ~」を自ら体現していく。

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