NPB 開幕日決めるスケジュールは変更なし 斉藤コミッショナーがメッセージ

 プロ野球の斉藤惇コミッショナー(80)は7日、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中で、安倍晋三首相が7都府県を対象に緊急事態宣言を発令したことを受け、選手やファンへ向けてメッセージを発信した。また、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、開幕日を決めるスケジュールに変更がない考えを示した。

 国難とも言える未曽有の事態。新型コロナウイルス禍で発令された緊急事態宣言。球界にかかる暗雲が濃くなる中で、斉藤コミッショナーは「日本野球機構からプロ野球にかかわる皆さまへ」として選手、ファンらへメッセージを発信した。

 3日の12球団代表者会議で24日を目指していた開幕が再延期となったが、斉藤コミッショナーは「何とか野球ファンの皆さまに向け、選手の皆さまが思い切りプレーする素晴らしい試合を開催できないか日夜真剣に検討を続けています」と開幕への思いを込めた。

 首相の緊急事態宣言を受け、NPBは8日から全職員を原則在宅勤務とし、17日の12球団代表者会議などはウェブ会議となる予定。その中で井原事務局長は4月下旬から5月上旬に開幕日を決めるとしていたスケジュールには変更がないとした。

 「決めるタイミングは変わらない。今回、(緊急事態宣言の期間が)1カ月と出たが、一応想定していた範囲内。特に変わることはない」と、井原事務局長は政府の動きも予測した上で定めたスケジュールであると説明した。

 依然として、開幕時期は先行きが見えない。それでも斉藤コミッショナーは「歓喜に満ちたパフォーマンスを披露できる日を再び実現すべく努力して参ります」とメッセージを締めた。選手やファンの願いの実現へ、今は最善を尽くして時を待つだけだ。

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