DeNA山崎&浜口 ハイテクカメラで技術UPだ 超スローモーション動画で
「DeNA春季キャンプ」(2日、宜野湾)
DeNAの山崎の口から「うらぁっ!」と気合が漏れ、外角低めに制球された快速球がミットに収まった。2日連続でブルペン入りし、32球を投げた守護神のすぐ後ろには、高価そうなビデオカメラが置いてある。Edgertronic社製のハイスピードカメラだ。
1秒間の映像を1000分の1に細かく分解し、超スローモーションの動画を作成することができる代物で値段は約82万円。山崎は「データを確認しながら、毎日いい状態を保てるように」と意欲をみせた。
同じくブルペン入りして22球を投げた浜口は「リリースの瞬間の手首の動きや、球の回転軸が確認できます」と説明。球の回転数などを測定できる「ラプソード」と照らし合わせれば、より詳細な分析が可能で、映像と数値を照合して理想の投球を追い求めていく。
木塚投手コーチは「己を知るということはいいこと」との見方を示した。スーパースローの映像を技術アップにつなげる。