楽天・シャギワ、ギター持参“ロック魂”で守護神へ 剛球披露!捕球の辛島も驚き
守護神候補の“ロック・スター”が、いきなり剛球を披露だ。楽天の新外国人、J・T・シャギワ投手(29)が31日、キャンプ地沖縄・久米島町での自主練習に参加。ギター演奏が趣味で久米島にも愛用のギターを持ち込んだ右腕は、キャッチボールでも魂のこもった直球を投げ込み、周囲を驚かせた。
次第に熱がこもる投球。シャギワは平均球速154キロを誇る剛球を投げ込むと、キャッチボール相手の辛島も「ばり速い。親指が折れそうになった」と慌てて長坂ブルペン捕手と交代。周囲で見守る投手陣からも「速い」という言葉が漏れた。
練習後の入団会見では「とても良い気分。2位になるために来たとは思っていない。チャンピオンになるために頑張りたい」と、剛球に負けず劣らずの力強い言葉を残した。
異国での挑戦を支えるのが“ロック魂”だ。趣味は8歳の頃に始めたギター演奏。Mr・BIGのポール・ギルバートら海外アーティストも使用する日本メーカー「Ibanez(アイバニーズ)」のギターを愛用。来日後に仙台で購入したAZシリーズのギター(ブルー)を久米島の宿舎にも持ち込んだ。
「ギターに集中するとリラックスできる。昨日も弾いたよ」と笑顔のシャギワ。好きなアーティストは「レッド・ホット・チリペッパーズ」。ジョン・フルシアンテばりの演奏で気持ちを高め、春季キャンプに臨む。
石井GMは「チームが勝っているところで、チームを勝利に導いてくれるポジションを考えている」と新守護神候補として期待。“ロック魂”を内に秘め、マウンドというステージで輝きを放つ。