ドラフト候補の近大・佐藤、阪神戦で腕試し 3月にプロアマ交流戦「楽しみ」
春に3季ぶりの優勝を目指す近大が8日、奈良県生駒市内のグラウンドで始動。今秋ドラフトの上位候補となる佐藤輝明内野手(3年・仁川学院)はマシン打撃などで調整した。3月には阪神とのプロアマ交流戦が予定されており、まずは阪神を相手にした腕試しを図り、勝負の1年に挑む。
「(阪神戦は)もちろんすごく楽しみですし、高いレベルのチームとできるというのは楽しいです。(違いは)やっぱり球のスピードとかキレとか、ピッチャーだけでなく野手も違うなと。(打てれば)自信になります」
2年だった昨年3月の阪神とのプロアマ交流戦では、阪神・谷川から先制の適時二塁打を放つなど2安打1打点の結果を残し、集まったプロのスカウト陣にも強烈な印象を残した。現状、進路はプロ1本に絞っているだけに、結果を残せば大きなアピールとなる。
昨秋は2本塁打を記録しながらも、打率・188と思うような結果を残せなかった。シーズン終了後から打撃フォームの修正にも取り組んでおり、昨年12月の近大のOB会では、通算2000安打も達成している元ロッテの有藤通世OB会長から、アドバイスももらったという。
「注目をされてるというのは(感じる)。それに見合うというか、相手も警戒してくる中で結果を出すのが大事になると思うので」
今季は副主将も任される立場。年明けは「いいことがあればいいなと」と、大学入学前以来2度目となる、門戸厄神でのおはらいも行った。現在、関西学生リーグでは通算11本。巨人・二岡3軍総合コーチが記録した13本という最多本塁打記録に並び、そして更新する可能性も十分だ。
[リーグ戦でがんばって高い評価をもらえるように。まずはリーグ戦や全国の大会でがんばりたいです]。1位指名を目指し、魅力たっぷりの187センチ、92キロの大砲がさらなる飛躍を遂げる。