山口 感謝!会沢と和解していた かつて死球巡り因縁 侍で清算、夢のMLBへ

 巨人の山口俊投手(32)が23日、東京ドームで行われた「ジャイアンツ・ファンフェスタ2019」に参加。今オフにポスティングシステムを利用しての大リーグ挑戦を表明した右腕は、3年間過ごしたチームへの感謝とともに改めて自身の抱く“夢”への決意を語った。

 挑戦へ向けて心残りはなくなった。11月に開催されたプレミア12に侍ジャパンの一員として出場。開幕戦、決勝戦の先発マウンドを託されるなど10年ぶりの世界一に貢献したが、「一番の収穫」は広島・会沢との和解だという。

 2人の因縁は7年前。DeNA在籍時の12年8月、山口の与えた死球が会沢の頭部付近に直撃し鼻骨骨折の大ケガに。さらに昨年5月1日には2打席連続の死球に会沢が激高し、乱闘騒ぎが勃発。侍では険悪な雰囲気も予想されたが、大会中には2人で食事をし、決勝戦では初バッテリーを組んだ。「改めて話して打ち解けた。なんなら親友かなと思う」。わだかまりはなくなったようだ。

 移籍3年目の今季、15勝を挙げリーグ制覇に貢献。来季からは自分の夢を追いかける。「大勢のファンの前で投げられた経験を胸に刻んで新たな夢に挑戦したい。3年間ありがとうございました」と感謝を口にした山口。その門出を祝うようにG党からは大歓声が降り注いだ。

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