侍・丸 初3番で初猛打ショー!10年ぶりの世界一へ「秋山さんの分もしっかりと」
「プレミア12・2次ラウンド、日本10-8韓国」(16日、東京ドーム)
日本が“前哨戦”を制し、2次ラウンドを1位で突破した。
前哨戦で丸が本領発揮だ。今大会初めて慣れ親しんだ3番に入り、初の3安打で1打点。「やるべきことをやろうと思っていた。ずっとチームに迷惑ばかりかけていたので、何とか少しでも貢献したいと思っていた」と安どの表情を浮かべた。
流れを呼び込んだのは1-1の三回。巨人でも2、3番でコンビを組む坂本が先頭で出塁し、無死二塁。李承鎬の2球目を「いい形で誠也(鈴木)につなげれば」と投前へのセーフティーバントで内野安打とした。この回一挙6得点へつなげ、稲葉監督も「普段バントをやらないけど、国際大会の大事さを分かっている」と称賛した。
秋山の負傷離脱で追加招集された背番号9は試合前まで計3安打で打率・150。それでもこの日はバントヒットだけに終わらず、四回先頭で右前打、五回2死二塁では右翼線へ適時二塁打も放ち、大暴れだ。
前回大会は準決勝で韓国に敗れており、リベンジの時が待つ。「秋山さんの分もしっかりとやりたい。ここまで来たら絶対勝ちたい」。丸が日の丸を09年WBC以来、10年ぶりの世界一へいざなう。