オリックスに強力“新助っ人”約4000万円かけ新システム導入

 オリックスが来年1月より約4000万円をかけて総合的に野球データを集約する新規システムを導入することが9日、分かった。

 主目的は弾道計測器『トラックマン』などを活用し、データ収集してきた戦略グループと元野球選手のスコアラーグループが足で稼いで得た情報をリンクさせることにある。

 関係者は「これまで戦略グループとスコアラーの資料は別だった。この導入により、一つのデータとして活用することができるようになる」と説明した。

 すでに2016年オフから全選手、スタッフにiPadが支給されている。新規システムが導入されれば、例えばある投手のカットボールが気になった場合に、回転数や変化量の数値化されたデータを確認するとともに、実際の映像をiPadで見ることができるようになるという。

 ある選手は「今でもロッカーでみんながiPadを見ている。あれより進化するならスゴいですね」と驚きの声を上げた。最下位からの巻き返しを目指すチームに強力な“助っ人”が加わる。

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