大阪桐蔭・西谷監督「弱さが出た」公式戦で4年ぶり2桁失点 天理に敗れて近畿準V

1回、左越えにソロを放った西野(5)と言葉を交わす大阪桐蔭・西谷監督(中央)=佐藤薬品スタジアム
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 「秋季高校野球近畿大会・決勝、天理12-4大阪桐蔭」(4日、佐藤薬品スタジアム)

 大阪桐蔭(大阪1位)は12失点と投手陣が崩れ、2年ぶりの優勝はならなかった。

 エース左腕の藤江が6回で2被弾を浴びるなど7失点。その後も4投手をつぎ込んだが、天理(奈良3位)の猛打を止められず、16被安打で12失点。公式戦では15年のセンバツ・準決勝の敦賀気比戦(0-11)以来、4年ぶりに2桁失点を喫した。

 打線は一回に3番・西野がソロ。7点を追う八回には西野の適時二塁打などで3点を返したが、なお2死満塁の好機を生かせなかった。九回も2死満塁で一本が出なかった。

 来春のセンバツ出場は確実な状況だが、西谷監督は「今大会はいいところもたくさんあったけど、最後に弱さが出た。まだまだしっかりとやっていかないといけないぞ、と」と反省。試合直後、グラウンド上で円陣を組み、ナインにハッパをかけた。7失点の藤江については「6イニング中4イニングで先頭を出してしまった。やろうと言ってきた守りからのリズムが作れなかった」と振り返った。

 ただ、準々決勝では明石商(兵庫1位)、準決勝では智弁学園(奈良1位)に1点差で勝利。粘り強さも身につけ、「今大会は競り合いのゲームをさせてもらったのは大きかった。もう一度競争して、春の甲子園を目標に勝てるチームをつくっていきたい」と先を見据えた。

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