大阪桐蔭が決勝へ「粘り強く勝ちゲームに」西谷監督の言葉に奮起

 「秋季高校野球近畿大会・準決勝、大阪桐蔭6-5智弁学園」(2日、佐藤薬品スタジアム)

 驚異の粘りで奈良1位の智弁学園にサヨナラ勝ちし、決勝への切符をつかみ取った。

 1点リードで迎えた四回。先発の松浦が3ランを浴びるなどして4失点し、2-5とリードを広げられた。しかし、五回終了時の「九回裏までいってもいいから、粘り強く、この試合を勝ちゲームにしよう」という西谷浩一監督(50)の言葉にナインが奮起した。

 七回1死一、三塁から、伊東光亮内野手(2年)の中前適時打で1点を返すと、八回にも1点を追加し、5-5で迎えた最終回。1死二塁のチャンスで「ここで決めるしかないと思った」と伊東が右越えのサヨナラ二塁打を放ち勝負を決めた。

 大会前には左投手への苦手意識を克服するため、3年生やメンバー外の左腕を相手に地道に練習を重ねてきた。「ずっと準備してきたので、打ててうれしい。このまま優勝して、神宮大会につなげたいです」。新チーム結成時に誓った「日本一」になるために、ここで負けてはいられない。

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