9得点のちノーゲームの翌日…智弁和歌山が8得点で初戦突破

無失点に抑え笑顔を見せる矢田(撮影・永井優花)
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 「秋季高校野球近畿大会・1回戦、智弁和歌山8-3初芝立命館」(20日、佐藤薬品スタジアム)

 前日の雨天コールドにより順延となった第1試合の再試合が行われ、12安打8得点と打線がつながった智弁和歌山が初戦を制した。

 エース・小林の調子が上がらず、3-3の同点に追いつかれて迎えた四回。矢田真那斗投手(2年)が2番手で登板し、5回をわずか1安打に抑える好投を見せた。

 「しっかり要所を締められたと思う」と高い制球力でボールを低めに集め5つの三振を奪うなど、相手打線に反撃の隙を与えなかった。矢田は五回に中越え2点適時二塁打を放つなどして、バットでも自らを援護。

 「自分は他のメンバーよりも経験を踏ませてもらっているので、その経験を生かしてチームを引っ張っていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

 前日に引き続き、スタメン起用された高嶋仁名誉監督の孫・高嶋奨哉内野手(1年)は、2打数2安打と期待に応える活躍で勝利に貢献。「誰よりも練習して結果を出していた黒川(史陽)さんみたいになりたい」と楽天に2位指名を受けた先輩への憧れを口にした。

 智弁和歌山は19日の試合で、二回に9得点しながら、雷などにより試合がノーゲームとなっていた。

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