ヤクルトからドラフト１位で指名された奥川恭伸投手（１８）＝星稜＝が１８日、金沢市の同校で伊東編成部長らから指名あいさつを受けた。球団側は今夏の甲子園大会の主役にふさわしい背番号を用意する姿勢を見せた。

　「奥川君へ　神宮で待ってます」。交渉権確定のくじに力強い文字で書かれた高津監督のラブコールに、奥川が心を躍らせた。選手が暮らす戸田寮などの説明を受け、気持ちはすっかり固まった様子。終了後には「東京ヤクルトスワローズで頑張っていきたい。勝てる投手になってチームに貢献していきたい」と言い切った。

　背番号について、伊東編成部長は「空き番号とか他選手との兼ね合いがある」とした上で「神宮で映える番号をつけてほしい」と語った。高津監督の現役時代の背番号で蔵本がつける「２２」、伊東編成部長がつけていた番号で寺島が背負う「１８」、荒木大輔（現日本ハム２軍監督）が背負い現在は空き番号の「１１」などが浮上する可能性は十分にある。今後、さまざまなプランが検討されていく。