巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手（２５）が３日、東京ドームで行われた紅白戦に白組の２番手で登板。３回を４安打無失点と好投し、ＣＳファイナルＳの相手が阪神になった場合、第２戦で先発する可能性が高まった。

　四回からマウンドに上がった助っ人左腕。直球に抜群の球威があり、変化球もさえた。走者を出しても粘り、失点を許さなかった。上々の仕上がりを披露し、原監督も「メルセデスいいね」と目を細めて絶賛した。

　ＣＳファイナルＳでは山口の第１戦先発が決定。虎が相手の場合、２戦目の先発に浮上しているのがメルセデスだ。今季の対阪神戦２戦２勝、防御率１・８０と抜群の相性を誇る左腕。短期決戦の行方を大きく左右するマウンドを託されることが濃厚となった。

　「（ＤｅＮＡと阪神の）どっちがきても、しっかりいいピッチングができるように」と力を込めたメルセデス。虎キラーが、短期決戦で阪神打線の前に仁王立ちする。