「阪神５－０巨人」（２４日、甲子園球場）

　巨人が阪神との最終戦で完封負け。このカードの対戦成績は１５勝１０敗となった。

　精神的支柱である阿部の引退決断ショックか、巨人が阪神に完封リレーを許した。

　見せ場は０－５とリードを許して迎えた九回の「代打・阿部」だけだった。阿部と球児の対決に甲子園は熱気に包まれたが、阿部は空振り三振に倒れ、奇跡の反撃はならなかった。

　打線も５投手の継投の前に散発の６安打、無得点、１２三振。阪神の先発青柳を攻め、二回には１死満塁の好機を作ったが投手の高橋が三ゴロ併殺に倒れた。２番手のガルシア以降も打ちあぐねた。

　先発の高橋は初回に大山に先制犠飛。その後は粘りの投球を続けたものの糸原に適時打を許し走者を残して途中降板。２番手の鍬原が梅野に９号２ランを浴びた。七回には高木が福留に１０号ソロを被弾し、リードを広げられた。

　高橋は７敗目（５勝）。