ヤクルト村上 5戦ぶり33号も空砲 打点トップに5差
「阪神10-3ヤクルト」(11日、甲子園球場)
ヤクルト・村上が5試合ぶりの一発で気を吐いた。五回無死から、高々とした弾道で左翼席へ放り込む33号ソロ。逆方向への当たりに「自分らしい、いいホームラン」と自賛した。ベンチの出迎えに投げキッスで応えた。
六回は中前適時打で92打点目。小川監督の退任決定後、初めてのアーチと打点だった。「打てない時も守れない時も、ずっと試合に出させてもらった。感謝しかない」。“恩返し”の成長を示した19歳に指揮官も「甲子園で逆方向にホームランを打つのは本当にすごい。久しぶりに打点もついてよかった」と目を細めた。
打点王争いでは、DeNA・ソトを5打点差で追う。CS進出も消滅したが「見に来てくれるお客さんがいる限り、期待に応えられるように」と村上。最後までフルスイングを貫く。