巨人・坂本勇 意地のV32号 9年ぶり自己記録更新 チームも3カード連続勝ち越し

 「巨人4-2阪神」(17日、東京ドーム)

 同じ投手に何度もやられるわけにはいかない。巨人の主将・坂本勇の意地の一振りが決勝弾となった。初回1死。西の初球、外角スライダーにやや体勢を崩されながらも食らいついた。打球は左中間席へ。「いい先制点になってよかった」。2010年にマークしたシーズン最多本塁打を上回る32号ソロ。9年ぶりに自己記録を更新した。

 阪神に新加入の西に対し、今季これまで8打数1安打と抑え込まれていた。「あまり得意なピッチャーではなかったので、打ててよかった」。負けず嫌いの主将が難敵右腕からプロ初アーチを放ち、喜びをかみ締めた。31本塁打を放った10年に指揮していた原監督は「さらに一回り、二回り大きくなったという感じ。心技体、全ていい状態できている」と坂本勇の成長に目を細める。

 チームは後半戦開始直後は失速していたが、ここにきて3カード連続勝ち越しと息を吹き返してきた。「目的は勝ち越しじゃない。勝っていきたい」と原監督。中心選手の活躍もあり、5年ぶりVへの手応えは十分だ。

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