明石商・狭間監督「うちは引き出しがたくさんある」奇襲で同点 スクイズでサヨナラ

 サヨナラ勝ちし整列する明石商ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、明石商3-2宇部鴻城」(16日、甲子園球場)

 打つ手がズバズバと決まった。明石商(兵庫)が春4強の底力を発揮。延長十回、投前へのサヨナラスクイズで夏初の8強だ。

 序盤は拙攻続き。五回にキャプテン・重宮涼内野手(3年)の中越えソロでようやく1点差に。そこからかつての甲子園戦法を思わせるような奇襲がハマった。8回、中前打を放った宮崎涼介一塁手(3年)の代走に送られた窪田康太選手(3年)が大活躍。相手投手の癖を盗んで大胆な三盗を決めると、ヒットエンドランの間(記録は一ゴロ)に生還。延長十回1死満塁でもスクイズで試合を決めた。

 「こいつらは素晴らしい。うちは引き出しがたくさんある」と狭間善徳監督。2試合連続逆転で接戦をものにし、ご満悦だった。

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