履正社「鈴木寛対策」 井上「低め変化球は振らない」、距離16mでマシン打撃も

 「全国高校野球選手権」(6日開幕、甲子園球場)

 履正社が4日、大阪・茨木市内の同校グラウンドで練習を行い、7日の第2日第1試合で対する霞ケ浦の最速148キロ右腕・鈴木寛人投手(3年)の対策に本格着手した。鈴木寛の動画を確認し、イメージを作ってシート打撃を敢行。プロ注目の井上広大外野手(3年)も鋭い打球を放ち、順調な調整をアピールした。5日は甲子園で開会式のリハーサルが行われる。

 標的が定まったからこそ、やるべきことも明確となる。前日の組み合わせ抽選で霞ケ浦との初戦が決定。プロ注目の好投手・鈴木寛との対戦となるが、日本一を目指す以上は打ち崩すしかない。通算46発の4番・井上が右腕の印象を口にした。

 「さっき、コーチに(映像を)見せてもらった感じでは、まっすぐがきているのと、タテの変化球がいいという印象があります。(対戦した中では)大商大高の上田君も(身長が)182、3はあったかなと思うのでイメージ的には似てるのかなと」

 この日の練習から早速「鈴木寛対策」に着手。選手は鈴木寛の映像をチェックしてからシート打撃に取り組んだ。186センチの長身から繰り出される最速148キロの直球と鋭い変化球が武器の右腕。細かな策こそ明かさなかったが、井上は「低めの変化球を振らないように」と鈴木寛をイメージしながら左翼フェンス直撃の強烈な二塁打を放って見せた。

 「自分が消極的になるとチームも全体的に消極的になると思います。流れが悪い時には自分が攻撃的にというか、アウトのなり方を考えたい」と井上。シート打撃後の打撃練習では、他の選手らと共に通常より短い16メートルほどの距離でのマシン打撃にも取り組んだ。準備に抜かりはない。鈴木寛の攻略を日本一への足がかりとする。

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