ヤクルト、1点差負けで借金21 小川監督「ミスの後の失点は防がないと」
「ヤクルト4-5中日」(2日、神宮球場)
ヤクルトは中日に競り負け、借金は21と膨れあがった。
先発のドラフト1位・清水(国学院大)が3被弾し、3回4失点で降板。それでも、打線は二回にバレンティンのソロ、三回にバレンティンの適時打、四回に太田の適時打、五回は山田哲のソロと、小刻みに得点して追いついた。
だが、同点のまま迎えた九回に、守護神・マクガフが自らのけん制悪送球で傷口を広げると、1死三塁からスクイズを決められて、これが決勝点に。安打数では相手の6本を大きく上回る11本を放ちながら、一度もリードを奪えなかった。
九回だけでなく、三回も村上の失策後に2ランを許す展開。小川淳司監督は「終盤は向こうのペースになって、ミスから失点してしまった。ミスの後の失点は防いでいかないといけない」と険しい表情。2番手で登板した星が、3回無安打無失点の好投を見せていただけに「よく踏ん張ってくれていた。流れを持ってこなきゃいけないけど、同点どまりというところでね…」とあと一押しができない攻撃を嘆いた。
これで今季の1点差試合は、8勝18敗となった。