ヤクルト“虎キラー”山中 甲子園では4年ぶり黒星
「阪神5-2ヤクルト」(21日、甲子園球場)
“虎キラー”も負の流れを止められなかった。ヤクルト・山中が甲子園では15年9月以来4年ぶりの黒星。過去5勝1敗、4連勝中だった相性のいいマウンドで一発に沈み、チームは阪神戦で1分けを挟んで6連敗となった。
「調子は良かっただけに、もったいなかった」。サブマリンが肩を落として振り返ったのは五回だ。2死から北條と西に連打され、続く近本に逆転3ランを被弾。直前に鋭いファウルを打たれた、同じ内角高めの直球を痛打された。
「外角にするか迷ったまま投げてしまった。もっと言えば、西で切らないと。西につながれたのが失点につながったのかな」。初回無死一、三塁を切り抜けると、四回まではのらりくらりとした持ち味を発揮。それだけに、隙につけ込まれた結果を悔やんだ。
小川監督も「どうしても甲子園でやると、ロースコアの接戦になる。何とかしないといけない」と険しい顔。もどかしい連敗で、借金は17となった。