ロッテ・佐々木2年ぶり星「ちょっと泣きそう」

 「ロッテ6-1日本ハム」(9日、ZOZOマリンスタジアム)

 その両目は潤んでいた。ヒーローインタビュー。ロッテ・佐々木は大歓声に「ちょっと泣きそうです…」とつぶやいた。

 18年の7月6日に「右肘関節遊離体の除去手術」を受けた。最後の1軍登板は17年10月の楽天戦。厳しいリハビリを経て、642日ぶりに頼もしい姿で復帰戦を飾った。

 7回を104球、被安打5で1失点。140キロ台の真っすぐと多彩な変化球を操った。失点は六回、近藤に浴びたソロアーチのみだった。

 「最初は緊張したが、投げていくうちにほぐれていった」と振り返ったが、与四球はわずかに1。スリークオーター気味のフォームから「意識は上からという感じです」と右肘を少し上げた。すると制球力がさえた。2軍で試行錯誤を繰り返した結果だった。

 つらく長いリハビリを「1軍のマウンドに立ちたい。勝ちたい思い」が支えた。昨年、右肘痛で棒に振った。「次のチャンスに準備します。後半戦、少しでも力になれれば」。16年ドラフト1位の両目は前を見据えた。

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