たくろう M-1優勝からわずか3時間弱で仕事オファーは約100件殺到 早くもV特需で多忙間違いなし

 21日に東京・テレビ朝日本社で行われた漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2025」を制した結成9年のたくろうに、大会終了からわずか3時間弱で既に仕事のオファーが約100件、殺到していることが22日、分かった。早くもV特需が訪れている2人は、優勝から間もなく、王者としての恒例行事となっている各局の朝の情報番組の行脚を行っていくなど、一夜明けてからも多忙な時間が続く予定だ。

 たくろうは今回が初決勝で史上最多エントリーとなる11521組の頂点に立ち、賞金1000万円を獲得した。2018年に準決勝に進出した以来、最高でも準々決勝止まりと、思うように結果が出ず、苦労の7年を経験した。それでもきむらバンドは「優勝させていただいてるから言えるけど、“いる7年”だった」と実感を込めた。

 優勝後の会見では、きむらは「漫才をやってきて本当によかった」としみじみ。「王者と呼ばれることはまだなんにもしっくりこなくて。ただ、終わった瞬間はうれしすぎてしんどい。うれしさのキャパを越えた」と喜びを爆発させた。

 関西勢の優勝は19年のミルクボーイ以来。M-1で結果が出た関西コンビは東京進出することが多いが、その可能性について、考えは固まっていない様子ながら赤木裕は「今行かなきゃいつ行くんだって気持ちもある」と分岐点であることを自覚。現時点で「50:50」だと説明した。

 きむらも、去年までは東京進出の願望がなかったことを明かしながら「多分いっぱい大人としゃべらないといけない。大人と相談します」と笑顔で語っていた。

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