大阪桐蔭 春8強を逃す 西谷監督「力不足を感じた試合」

 「春季高校野球大阪大会・5回戦、近大付6-1大阪桐蔭」(3日、大阪シティ信金スタジアム)

 今春のセンバツ出場を逃し、夏の巻き返しを図る大阪桐蔭が、近大付に1-6で敗れて8強進出を逃した。先発した左腕・藤江星河投手(2年)は、五回まで毎回の8奪三振と力投を見せていた中、六回に3ランを浴びるなど、一気に4失点。七回にも2点を奪われた。

 打線は近大付・梅元直哉投手(3年)の前に沈黙。七回まで無得点に抑えられ、八回に無死満塁の好機を作りながらも、1死からの犠飛による1点止まりに。完投勝利を許す結果となった。

 大阪桐蔭・西谷浩一監督(49)は「満塁のチャンスでもたたみかけられなかった。力不足を感じた試合です。(足りないのは)全ての面です。夏にどれだけの意地を出せるか。春の公式戦はもうできないので、これに代わる練習をしていかないと。ここからどれだけ夏に向けてやれるか。もう1敗もできないので」と力を込めていた。

 勝利した近大付・梅元投手は、昨秋の大会で大阪桐蔭に敗れていたこともあり「チャレンジする気持ちだった。優勝が目標です」と準々決勝に気持ちを向けていた。

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