巨人 苦労人の増田大「やっと渡せる」初安打のボールは徳島で暮らす家族へ
「ヤクルト0-9巨人」(23日、神宮球場)
プロ4年目の巨人・増田大輝内野手がプロ初打席初安打初打点をマークした。
八回に代走で出場し、そのまま守備へ。九回2死一、二塁で巡った打席で「フォークが甘く入ってきて、仕留めることができた」と、左前への適時打を放った。
近大を中退し、四国ILp・徳島へ入団する間に、とび職も経験した異色の存在。巨人も育成から入団し、2017年に支配下を勝ち取った。試合後、声援を浴びながら歩くクラブハウスまでの道のりで「やっと自信を持ってボールを渡せる」と充実感に浸った25歳。プロ入り前に結婚し、地元・徳島で離れて暮らす家族への最高のプレゼントとなった。