巨人・丸、古巣との開幕戦で4連続三振 天仰ぐ カープファンから大歓声

6回、空振り三振に倒れる巨人・丸(投手は大瀬良)=マツダスタジアム(撮影・堀内翔)
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 「広島5-0巨人」(29日、マツダスタジアム)

 巨人・丸佳浩外野手が、広島・大瀬良に対して4打席連続三振を喫した。

 1点を追う八回1死一、二塁の好機。大瀬良が投じた外角直球にバットが出ず、見逃し三振に倒れると、思わず天を仰いだ。

 昨季までプレーしていた広島との開幕戦。大瀬良との対戦で一回、新天地の第1打席は低めのカットボールにバットが止まらず、ハーフスイングで空振り三振。四回、先頭で巡ってきた第2打席はフルカウントから外角のカットボールに見逃し三振。自信を持ってボールと判断して一塁へ歩きかけたが、ストライクのコールに思わず苦笑いを浮かべた。

 六回の第3打席は大瀬良の緩急に翻弄(ほんろう)され、カーブにバットが空を切った。カープに所属していた昨季、9月22日の阪神戦で喫して以来の4三振。マツダスタジアムの広島ファンから、割れんばかりの大歓声が沸き起こった。

 試合は丸のブレーキも響き、8安打で完封負け。7回1失点と力投したエース菅野を援護できず、苦しいスタートとなった。

 一方、広島は大瀬良が8回無失点11奪三振の力投で初勝利。三回に安部が先制ソロを放って主導権を握り、八回に貴重な4点を加えた。開幕戦は2年連続の白星。4連覇へ好発進となった。

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