盛岡大付、12安打も1点のみ 初回一死満塁で無得点で「あそこで流れが…」

 盛岡大付・阿部(1)に代わり登板する盛岡大付・大谷=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・2回戦、龍谷大平安9-1盛岡大付」(29日、甲子園球場)

 ある意味、初回が全てだったかもしれない。盛岡大付(岩手)は初戦のサヨナラ勝ちを生かしたかのように1死から3連打で満塁とした。しかし、5番・小川健成中堅手(3年)がカウント3-1から2球見逃して三振。6番・平賀佑東左翼手(3年)も空振り三振に倒れた。その後も合計12安打を放ったが、五回に中犠飛で挙げた1点のみ。

 関口清治監督(41)は「初回の満塁で犠牲フライでも出ていれば。あそこで流れが向こうに行った。12安打したが、打っても点にならなかった。甲子園ではどこで打つかが大事。そこが平安との差になった」と悔しさをかみ殺した。

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