富岡西ノーサイン野球 東邦を最後まで苦しめた エース浮橋3失点も「悔いはない」

 「選抜高校野球・1回戦、富岡西1-3東邦」(26日、甲子園球場)

 1回戦3試合が行われ、21世紀枠の富岡西(徳島)は東邦(愛知)に敗れ、初戦で姿を消した。創部120年目での甲子園初出場初勝利はならなかったものの、積極果敢な「ノーサイン野球」で東海王者と接戦を演じ、地元の「野球のまち」阿南市から駆けつけた大応援団を沸かせた。同じく初出場の筑陽学園(福岡)は福知山成美(京都)を破り、広陵(広島)は八戸学院光星(青森)に完封勝ちした。

 力を出し切った富岡西ナインに、アルプスの大応援団から温かい拍手が降り注いだ。強豪・東邦を相手に2点差の接戦。甲子園初勝利はつかめなかったが、小川浩監督(58)は「選手を褒めてあげたい」と目を細めた。

 「ノーサイン野球」が躍動した。6年前、小川監督が「選手たちに考えさせた方が面白い野球ができると思った」と、ベンチからのサインを廃止。甲子園でも、試合中の作戦はすべて選手たちが考え、実行した。

 0-1の六回、1死から4番・吉田啓剛内野手(3年)が死球で出塁すると、続く5番・安藤稜平外野手(3年)の3球目にエンドラン成功。打者と走者の“あうんの呼吸”による果敢な攻めが、7番・木村頼知内野手(3年)の右翼線同点二塁打につながった。

 三回には、本来は右打者の9番・粟田翔瑛捕手(3年)が「みんなの顔がこわばっていたのでリラックスさせたかった」と、左打席に入る“奇策”を披露。4球目に右打席に戻ったが、これも自由な発想を生かす「ノーサイン野球」の一面だ。

 エースの浮橋幸太投手(3年)も頭脳的な投球で9安打3失点。強打の東邦打線を苦しめ「自分のピッチングをやり切れた。悔いはない」と言い切った。

 地元の徳島県阿南市は、野球で地域活性化を図る「野球のまち」。この日は地元からバス44台で約3000人がアルプス席に集結した。「ノーサイン野球の成果は出せた。地元の方の声援が大きな力になった」と坂本賢哉主将(3年)。ナインの表情には、充実感と夏への手応えがにじんでいた。

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