龍谷大平安・原田監督、甲子園通算30勝 打線爆発に満足「投手陣助けようと話していた」

1回、ベンチから指示を出す龍谷大平安・原田監督=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・2回戦、龍谷大平安9-1盛岡大付」(29日、甲子園球場)

 投打がかみ合った龍谷大平安(京都)が13安打で9点。4個の犠牲バントと3盗塁を絡め、快勝し、3年ぶりの8強を決めた。

 初回1死満塁のピンチをしのぐと、その裏1死満塁とし押し出しで先制。6番・三尾健太郎一塁手(3年)が前進守備の三遊間を抜く適時打で2点を加えた。六回には重盗などで揺さぶり7番・西川史礁遊撃手(2年)の中前2点適時打、1番・中島大輔中堅手(3年)の内野安打などで3点。その後も着々と加点した。

 この勝利で甲子園節目の通算30勝とした原田英彦監督(58)は「きょうは打線が打って、投手陣を助けようと話していた。初回に3点取って以降物足りなかったが、六回は打撃陣がうまく修正してくれた」と満足顔。中3日で124球を投げ、12安打を浴びながら1失点で踏ん張った野沢秀伍投手(3年)は「立ち上がりは”ヤバイ”と思ったが、満塁になってからは思い切って攻めた」とニッコリ。次は中1日で明豊戦。「打ってくる選手が多い。コンディションを整えたい」と話した。試合後は記念のウイニングボールを部員から手渡されていた。

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