星稜・奥川 センバツ履正社戦へ順調 練習試合7回無失点…6球団視察

 「練習試合、近江1-1星稜」(16日、近江高校グラウンド)

 センバツ出場の星稜(石川)が近江(滋賀)と練習試合を行い、1-1で引き分けた。今秋ドラフトの上位候補の星稜・奥川恭伸投手(3年)は、先発して7回5安打無失点5三振と好投。23日のセンバツ開幕日に行われる履正社(大阪)戦に向け、順調な調整ぶりを示した。

 「(長いイニングに)まだ慣れてないというところで、初回、あまり感覚をつかめてないところでスタミナの消耗が大きくて。最後の回とかは疲れを感じてたんですけど、途中で調子をつかめて、7回を予定して投げきれたので順調にきているのかなと思います」

 9日の練習試合初戦以降、自己最長の7回を投げて球数は94球。二回には先頭からの連打などで、1死二、三塁のピンチを招きながらも粘って無失点。「近江高校さんも力がある学校ですし、甲子園1回戦の練習試合という感じで。失投もあって打たれたのもありましたけど、ゼロで粘れて良かった」と手応えを強調した。

 この日はプロ6球団計13人のスカウトが集結。最速で148キロを記録した直球に加え、この日は変化球も全球種を投じて感触を確かめた。林和成監督も「(奥川は)8割、9割ぐらいまできてますね」と振り返った。前日に初戦の相手が履正社に決定。1週間後の大勝負に向け、気持ちは高まってきている。

 「スイッチも入って、緊張感も徐々にですけど高まってきているので、今日は本番に近い形でと考えていたのでまずはゼロに抑えられて良かった。(履正社は)自分たちより力のある学校だと思うので、初戦なので全力でぶつかれるので、チャレンジャー精神を忘れずがんばりたい」と力強く話していた。

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