日本ハム・ドラ1輝星、甲子園の頃に「戻ってきた」 感覚は「入寮してから一番」
右前腕に張りを訴えていた日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=が26日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で7日ぶりにブルペン投球を再開した。捕手を立たせた状態で直球のみ31球。28日にも投球練習を行う予定で、3月中旬の対外試合デビューに向けて準備を進める。
「軽く投げても勢いやキレがあったので、良かったと思います。投げている感覚は入寮してから一番でした」
疲労が取れ、傾いていた上体も修正完了。花粉症で「しんどいです」と鼻はムズムズ状態だったが、力みのない自然体なフォームから繰り出される直球の威力は十分だ。「シンプルに足を上げて、着いて、腕を振って投げる。高校の時のイメージが戻ってきました」と手応えを口にした。
対外試合デビューは3月10日の教育リーグ・ヤクルト戦、12日・楽天戦、14日・西武戦(3試合とも鎌ケ谷)のいずれかで1イニングを任される見込み。荒木2軍監督は「甲子園の時の投球を待っています」と期待した。
一方でライバルの同5位・柿木(大阪桐蔭)の対外試合初登板は、吉田輝より一足早い見通しだという。負けられない。背番号18を背負うエース候補は「右腕が治ってすごくいい状態だと思います」と語り、前を向いた。