東大が始動、創部100周年にシーズン100安打で最下位脱出だ

スローガン「旋風」をバックに意気込む東大ナイン
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 東京六大学野球リーグの東大は12日、都内の同大学グラウンドで始動した。今年は創部100周年。42季続く最下位から抜け出すため、浜田一志監督は記念年にちなんでシーズンチーム100安打を掲げた。

 メモリアルイヤーに悲願をかなえる。指揮官は「チームの目標は最下位脱出です」と宣言した。宮台康平(現日本ハム)を擁した2年前の秋には勝ち点1を挙げたが、昨年はリーグ戦で勝ち星なし。再び浮上のきっかけをつかむべく、着実に力をつけている。

 体つきはたくましくなってきた。浜田監督就任2年目から、「勝ちたきゃ食え」と“食トレ”を敢行。180センチ、80キロの体形を目安に東京六大学で勝負できる肉体を目指す。「明らかにここ数年のホームランの数が増えて」と効果も実感。“赤門打線”がHランプをシーズン100度ともせば、おのずと勝利は見えてくる。

 最下位脱出へ、スローガンは「旋風」に決まった。主将の辻居新平外野手(3年・栄光学園)は「昔の赤門旋風から取っている」と明かし、横断幕に“書き初め”。1981年春に東大史上最高となる6勝を挙げたチームを手本に、97年秋以来の5位以上を狙う。

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