驚異の“甲斐キャノン”シリーズ新の5連続盗塁刺 VTR検証で判定覆る

1回、広島・田中広輔の二盗を刺したソフトバンク・甲斐=マツダスタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「日本シリーズ・第6戦、広島-ソフトバンク」(3日、マツダスタジアム)

 ソフトバンク・甲斐拓也捕手が、日本シリーズ新記録となる5連続盗塁刺をマークした。

 またも“甲斐キャノン”がさく裂した。初回、1番・田中が左前打で出塁。その後、1死一塁となって、3番・丸の打席でスタートを切った一走・田中に対し、素早いモーションから二塁へ正確のコントロールで送球。判定はセーフだったが、工藤監督のリクエストでVTR検証が行われ、アウトに判定が覆ると、マツダスタジアムはため息と歓声が交錯した。

 甲斐はシーズンで12球団トップの盗塁阻止率・447。強肩ぶりに“甲斐キャノン”と呼ばれるほどの存在となった。この大舞台でもその武器を存分に発揮し、今シリーズでは初戦から広島の5度の盗塁企図を全て阻止。

 第4戦までの4連続盗塁刺は52年の広田(巨人)、58年の藤尾(巨人)に次いで60年ぶり3人目のタイ記録だった。

 1日の第5戦では広島は足で仕掛けてくることはなく、新記録はお預けとなっていた。

 ソフトバンクは2番手捕手の高谷もきっちり1度を刺し、けん制に誘い出してのアウトも1度。広島の機動力を完全に封じ込んでいる。

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