張本氏、“甲斐キャノン”“会沢リード”を絶賛「捕手がいいと試合が引き締まる」

 野球評論家の張本勲氏が28日、TBS系「サンデーモーニング」の人気コーナー「週刊・御意見番」に出演し、引き分けに終わった日本シリーズ初戦を振り返った。

 張本氏は“あっぱれ”を出すことはなかったがソフトバンク・甲斐、広島・会沢の両捕手を絶賛。甲斐については“甲斐キャノン”と称される強肩を、会沢についてはリード力を高く評価し、「甲斐は盗塁を刺して良かったね。会沢も大瀬良のリードが良かった。甲斐は捕ってからが早いんですよ」と話した。

 2-2で延長十二回引き分けに終わった試合については「長かったけど、いいゲームでしたね。やっぱりキャッチャーがいいとゲームが締まる」とコメント。第2戦については「(勝負は)きょうでしょうな。先発が外人同士ですから」と期待を寄せていた。

 一方でゲスト出演した金田正一氏は引き分けに対して不満をのぞかせ、「夜中でもやればいいのよ。日本選手権に引き分けはないのよ」と消化不良。「点が取れなかったのはいいピッチャーですよ。広島もソフトバンクもみんな良かった。どっちのチームも元気があった」と両チームの戦いぶりは評価したが、それでも「引き分けはけしからん」とやるせなさをにじませていた。

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