巨人・原監督、山本に“熱血塾”30分 右打者育成へメニュー変更して個別指導

 「巨人秋季キャンプ」(2日、宮崎)

 巨人・原辰徳監督(60)が2日、3年目の山本泰寛内野手(25)を熱血指導した。フリー打撃を終えた山本に「もっと(ボールを)呼び込めるなあ」と声をかけ、バックネット付近へ移動。スイング軌道の手本を示し、自らトスを上げるなどの熱の入れようで「ちょっとでもプラスになればね」と振り返った。

 過去には坂本勇や大田(現日本ハム)らにも“熱血塾”を開講してきた指揮官。「自分の中でのスイング、まあバッティングのことよね。右バッターというのは共通している部分があるので」。坂本勇は球界を代表する打者に成長し、大田は移籍して花が開いた。「いい選手だからね。山本ヤス君もね」と飛躍への期待を込めた。

 練習を終えた山本は「コンパクトに下半身を使ってスイングするようにと。キツかったです」と汗だくでマイクロバスに乗り込んだ。練習メニューを変更してまでも取り組んだ二人三脚での約30分。「あとは本人がどう感じるかだよな。合わねえってなるかもしれないし」と笑った指揮官の声色は、温かかった。

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