ソフトバンク 爆勝お返し16安打15点 上林“別人の働き”3安打6打点の大暴れ

 「パCSファイナルS・第3戦、西武4-15ソフトバンク」(19日、メットライフドーム)

 2位のソフトバンクが西武に大勝した。三回に上林誠知外野手(23)の右越え先制3ランなどで4点を奪うと、その後も得点を重ね、CS最多タイ記録となる15得点の猛攻で圧倒した。対戦成績はソフトバンクが勝ち越したが、西武にはアドバンテージの1勝があるため2勝2敗のタイとなった。

 前夜とは別人の働きで大勝に貢献した。上林が3安打を放ち、ポストシーズン1試合最多タイ6打点の大暴れ。チームもCSタイ記録の1試合15得点で大勝し、2勝2敗のタイとした。工藤監督は「選手たちの絶対勝つという強い思いが形として表れた。満足している」とほおを緩めた。

 ひときわ攻守で存在感を示したのが上林だ。三回。榎田から右越え3ランを放ち先制点をもたらすと、その裏の2死一、二塁。源田の右前打を処理し、レーザービームで二走・森を本塁で刺した。

 さらに打撃では四回に中前適時打を放つと五回1死一、二塁では右中間を破る三塁打。「外野の間を抜けたら常に狙おうと思ってます」。今季リーグトップ14三塁打の男はCSでも持ち味を発揮。あと二塁打を放てばポストシーズン史上初のサイクル安打だった。

 ベンチに戻り長谷川勇から「サイクル打て!」と発破をかけられたが六、九回と凡退。「持ってないですね」と笑ったが、記録ずくめの中心で打線の起爆剤となった。

 今CSファイナルS第2戦まで9打数1安打。この日不振の松田宣がスタメン落ちし「自分も外れると思った」。それでも使ってくれた指揮官の期待に応えた。「目の前の勝負をきっちり戦い、勝ち越せるように」。2年連続日本シリーズ進出へ、扉をこじ開ける。

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