ソフトバンク・本多 涙の引退会見「納得する動きができなくなった」

 引退を発表していたソフトバンクの本多雄一内野手が3日、ヤフオクドームで引退会見を行った。

 決断の理由について「12年に首を痛めた以降、心とは反対に体がついていかず、自分の納得する動きが出来なくなった」と明かした。球界を代表するスピードスターだった。10年、11年には2年連続盗塁王に輝くなど通算342盗塁は現役3位。「350盗塁を達成したい気持ちは100%ありましたが、よくやったと思います」と晴れやかな表情を見せた。

 会見中は必死に涙を我慢した本多だったが、会見終了後に同級生の長谷川が花束を持って現れると顔をくしゃくしゃにして泣いた。

 ソフトバンクひと筋13年。「FA権を取得した時などは自分の記録を伸ばすには他(球団)に行くという選択肢もあった。でも、今思うと、自分の記録よりも13年間ホークスでお世話になって良かった」と振り返った。今後については「球団に残れることが一番だと思っている」と口にしたが、現時点では未定。球団は6日の本拠地最終戦(西武戦)を引退試合として行うことを発表している。

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