DeNA乙坂 “痛恨ミス”を取り返す同点適時打
「阪神-DeNA」(27日、甲子園球場)
DeNA・乙坂智外野手が、痛恨ミスを取り返す同点適時打を放った。
1点を追う七回、1死一、三塁。左腕能見の初球を積極的にスイングし、右前適時打。試合を振り出しに戻した。
ミスは2点リードの五回。阪神・大山悠輔内野手が放った左中間寄りの打球に対し、ダイビングキャッチを試みた。乙坂はノーバウンドで捕球したと確信。このプレーで左手首を痛めたことで、その場で倒れ込んだまま、プレーを切ってしまった。
だが、判定はワンバウンド捕球でインプレー。乙坂が痛がっている間に、大山は本塁へ生還した。珍しい形で同点の11号ランニング本塁打となった。
ラミレス監督はリクエストを要求。だが、リプレー検証の末に判定は覆らず、2者の生還が認められた。乙坂は頭を抱えてぼう然とスコアボードを見つめていた。
気迫のプレーが一転、痛恨のミス。だが、バットでしっかり取り返した。