西武・山川2発で40号到達「めっちゃうれしい」 タカ粉砕で17日にもM11点灯
「西武11-5ソフトバンク」(15日、メットライフドーム)
最後の一振りでタカを粉砕した。6点リードの八回2死二塁。西武・山川穂高内野手は高橋礼の高めのスライダーを完璧に捉え、左翼席中段に運んだ。40号2ラン。「目指していた数字。めっちゃうれしい」と声をはずませた。
大事な3連戦初戦で2本塁打を放って大勝を呼んだ。第1打席では「開幕戦と同じくらい緊張して足が震えた」。それでも五回には浅村の3ランの直後、「他の(対戦した)投手より、ワンランク、ツーランク上」と一目置く千賀のスライダーをバックスクリーン左に39号ソロを放った。そして節目の記録にも達した。
40本塁打は球団の日本選手で田淵、秋山、中村に次ぐ4人目。パ・リーグでは外国人選手を含めても2011年の中村以来7年ぶりの快挙だ。
この日は沖縄から祖父母や母らが球場へ。山川によると祖父の仁和さん、祖母の幸子さんが来た試合は本塁打を打つ確率が高いという。「たぶん大きな力になるんだろう。毎日でも来てほしい」。2本のアーチは何よりのプレゼントとなった。
今季最多の貯金24。2位ソフトバンクとのゲーム差を4・5に広げた。「向こうはエースで厳しい試合になると思ったが、三つ四つ分になるくらいの勝ちだった」と辻監督。17日にも優勝マジック「11」が点灯する。