中日・ロドリゲスがNPB左腕最速159キロ 雄星超えた!

 「広島5-7中日」(15日、マツダスタジアム)

 七回無死、中日のジョエリー・ロドリゲス投手が田中に投じた外角低めのボール球。スコアボードに「159キロ」の数字が表示された。過去に与田、浅尾らが計測した157キロを更新する球団最速で、西武・菊池の158キロも上回るNPB左腕最速をたたき出した。

 「表示は見てなかった。球団最速とかNPB左腕最速とかは知らなかったね。自己最速だし、うれしいよ」

 登板前の準備が好調の要因。「ドミニカ共和国や米国でもやってきたんだ」と、練習では試合球より5倍ほど重い30オンス(約850グラム)のボールを使う。さらに約10キロのダンベルを持ち上げ、体に刺激を入れて試合に臨む。

 8月26日の再昇格以降、11試合で計13回2/3を4失点、防御率1・32。「今、チームはいい形でできている。このままみんなで集中していければ」。その存在感は増すばかりだ。

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