樟南・松本 自己最多20K!大会記録にあと1

 「高校野球鹿児島大会・3回戦、樟南3-0鹿児島水産」(18日、鹿児島県立鴨池野球場)

 樟南が16強入りを決めた。プロ注目の最速145キロ左腕・松本晴投手(3年)が、20奪三振でスカウトの視線をくぎ付けにした。

 40年以上も破られていない大記録に「あと1個」まで迫った。樟南の松本が自己最多の20奪三振。1975年夏に伊集院の竹之内徹が樹立した1試合21奪三振の大会記録に肉薄した145キロ左腕は「記録は意識していなかった」と笑った。

 八回まで2度の5者連続を含む毎回奪三振。二回に抜けた変化球を左越えの二塁打とされ、試合後は「前半簡単に打たれたので、出来は50点」と反省。それでも8回2/3を6安打無失点に封じたエースを、山之口和也監督は「構えずに投げたことが良い結果につながった」と評価した。

 プロも注目する今夏は、初戦で曽於に7回コールド勝ち。7回参考ながら、ノーヒットノーランまであと2人の快投を演じた。この試合も10三振を奪っており、2試合で30奪三振。奪三振率は17・23で、防御率は0・00と圧倒的な数字を誇る。

 「味方が点を取るまで粘って投げ、夏(の甲子園)を勝ち取ることだけを考える」。1年夏にスタンドから見つめた甲子園のマウンドに立つイメージはできている。

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