神村学園まさか押し出し「最後が…」指揮官ショックで真っ青
「全国高校野球選手権・3回戦、明豊9-8神村学園」(18日、甲子園球場)
明豊(大分)は神村学園(鹿児島)に9-8で逆転サヨナラ勝ちした。
神村学園は、3点リードした延長十二回、明豊を2死無走者にまで追い詰めた。夏の甲子園初の8強まであとアウト一つに迫ったその瞬間から、暗転した。4安打3四球を連ねられ、最後は押し出し四球での逆転サヨナラ負け。まさかの結末に「持てるすべての力を出しましたが、やはり最後が…」。声を振り絞った小田大介監督(34)の顔はショックで真っ青だった。
九回から投げた2年生右腕の金城伶於は、鹿児島大会2試合で2回2/3の登板があるとはいえ、本職はショート。「3点取ってくれたのに、自分が台無しにしてしまった。この借りは甲子園に返しに来ます」。涙を見せず、気丈にそう誓った。